女性がスーツにリュックは失礼?マナー違反にならないケースをご紹介します

女性がスーツにリュックは失礼?マナー違反にならないケースをご紹介します

街行く人を見ると、女性でもスーツにリュックを合わせている人をよく見かけるようになってきました。ただ、ビジネスという場だからこそマナー違反にならないのかが気になるところではないでしょうか。

結論から言うと、女性がスーツ姿にリュックを合わせても、必ずしもマナー違反にはなりません。リュックは元々カジュアルなツールですが、リモートワークが増えたことに伴い、パソコンを持ち歩く機会が増え、リュックも許容されるようになってきました。

ただし、否定的な意見もあるため、どうすればマナー違反にならないかを知っておくことが大切です。ここでは、女性がスーツにリュックを合わせる際に気をつけたいマナーについて解説します。

女性がスーツにリュックは失礼?

女性がスーツにリュックは失礼?

女性がスーツ姿にリュックを合わせることについては、否定派と賛成派それぞれの意見があります。何が問題になっているのか、まずはそれぞれの意見について見ていきましょう。

否定派の意見

リュックは元々、登山用に開発されたツールです。あくまで山登りの際に使うものであったため、スーツに合わせるのは本来の姿ではありません。そのため、TPOを重んじるビジネスの場には不適切であるという意見があります。

伝統や格式を重んじる企業の場合、リュックはNGとしているところもあるはずです。会社的にOKであっても、やはり「失礼である」という理由で、上司や取引先のなかには快く受け入れられないという人もいます。

肯定派の意見

リュックは両手が空くので、やはり便利であるという点が肯定派の意見として挙げられます。実際に、今ではほとんどの人がスマートフォンを使うため、両手が空き、パソコンや書類をきちんと収納できる「ビジネス向け」のリュックが重宝されています。

また、以前はリュックといえば登山用のカジュアルなものがほとんどでしたが、最近ではビジネス用のリュックも多く登場しているため、そういった適切なリュックを選べばマナー違反にはあたらないという意見もあります。

女性もスーツにリュックはOK!

スーツを着て働いている女性の場合、A4の書類が入るトートバッグや、革素材のバッグなど、フォーマルに見えるバッグを使う人がほとんどです。

しかし若い世代を中心に、スーツ姿にリュックを合わせることはマナー違反ではないという考えが広がってきており、リュックも一般的なビジネスアイテムとして認知されつつあります。それは男性だけ…、ということはなく、女性であっても同じです。

とはいえ、リュックの選び方や使い方を間違えれば、本来であれば許される場合であってもマナー違反と見なされてしまうことがあります。スーツ姿にリュックを背負うときはTPOを意識しましょう。

仕事でリュックを使う時のマナー

仕事でリュックを使う時のマナー

時代の変化により、スーツ姿にリュックを合わせることが許容されてきたとはいえ、大切なのは使い方です。これは、性別を問わず言えることでしょう。ここでは、仕事でリュックを使う際に気をつけたいマナーについてご紹介します。

周囲の邪魔にならないように使う

リュックは背中に背負うものなので、周囲の邪魔にならないように使うことが大切です。

たとえば、通勤や移動で電車を使う際、リュックはスペースをとるため、他の人に当たってしまう可能性があります。乗客が多い場合は、背中から降ろして前に持ってくるなど、周囲への配慮を心がけましょう。

訪問先によっては使用を控える

他社へ訪問する際に使うバッグは、相手の状況や価値観に合わせて選ぶことが大切です。
信頼関係を築けている取引先の場合は、打ち合わせなどにリュックで出向いても失礼にはならないケースも少なくありません。

ただし相手によっては、リュックで行くと「カジュアル過ぎる」という印象を与える可能性もあるので、初めて訪問する企業などの場合は、手提げタイプのビジネスバッグを選ぶことをおすすめします。

荷物がスムーズに取り出せるようにしておく

ビジネスでリュックを使う場合、仕事に必要な書類やパソコンを入れることになるわけですが、リュックの場合は背中に背負うため中身がかさばりがちです。

いざというとき、必要なものをスムーズに取り出せるよう中身を整頓したり、ビジネス用に荷物が取り出しやすいよう工夫されたものを使ったりすると安心でしょう。

スーツがシワにならないように意識する

リュックは背中に背負うため、使い方が悪いとスーツにシワができてしまいます。ビジネスにおいては、見た目の清潔感が非常に大切です。

第一印象を悪くしないためにもスーツでリュックを使う際には、シワ取りスプレーを活用したり、少しの間ハンガーに掛けておくなどし、シワが寄らないようにスーツのケアをしっかり行いましょう。

女性向け|スーツに合うリュックの選び方

女性向け|スーツに合うリュックの選び方

実際に、女性がスーツ姿でリュックを使う際には、どんなタイプのものを選べば良いのでしょうか。ここでは、女性がスーツで使うリュック選びのポイントをご紹介します。

合皮や革の素材を選ぶ

リュックは元々カジュアルなツールのため、ポリエステルやビニール素材を使ったものが少なくありません。ただし、ビジネスで使う際には、あまりにもカジュアル過ぎるのはNGです。

素材は、合皮や革を使ったタイプのものを選びましょう。合皮や革であれば、フォーマルな印象を与えることができるので、女性のビジネスリュックにおすすめです。

スクエアフォルムを選ぶ

素材のほかにも、リュックの形も大切です。手提げタイプのものやトートバッグの場合、書類が散らばることは少ないですが、リュックとなると形によっては中身が乱雑になってしまいかねません。

そのため、書類がきちんと収納できるスクエアフォルムをおすすめします。スクエアフォルムの場合、床に置いたときに自立する点も魅力です。

余裕を持って荷物が入るサイズを選ぶ

ビジネスで使うリュックを選ぶ際には、サイズ感をきちんと確認するのも大切です。
たとえば、デザインだけで選んで容量をしっかり確認していなかった場合、実際に使ってみると書類やパソコンが入らず、結局手持ちの荷物が増えてしまった・・・ということにもなりかねません。

仕事で使う最低限のツールが入り、出先で書類や小物が増えても安心なサイズをチョイスすることが大切です。

女性向け|スーツとリュックのコーディネート例

ビジネスで使うバッグは、機能性やサイズも大切ですが、スーツと合わせたときの見た目の印象も大切です。ここでは、スーツとの相性が良い、社会人として好印象を与えられるビジネスリュックと、実際のコーディネート例をご紹介します。

スーツとリュックのコーディネート例1

ダレスバッグ Sサイズ Y9S【LIGHT】

ダレスバッグ Sサイズ Y9S【LIGHT】

おしゃれなキャメルカラーのリュックと白系スーツのコーディネートです。
スーツに明るい色を選ぶ場合、バッグや小物にそれよりも暗い色を選ぶと全体が引き締まった印象になります。特に白やベージュを基調としたスーツにはブラウンやキャメルカラーがおすすめです。

ブラックでも落ち着いた雰囲気にはなるのですが、トーンが少しベージュから離れているため、浮いて見えてしまう場合があります。その点、ブラウン系統の色であれば、色の系統が近いので、引き締め効果と統一感、そしてスタイリッシュな見た目に仕上げることが可能になります。

スーツとリュックのコーディネート例2

ダレスバッグ Sサイズ Y9S【LIGHT】

ダレスバッグ Sサイズ Y9S【LIGHT】

暗いブラウンのリュックにベージュのスーツを合わせたコーディネートです。リュックのサイズが体と比べて大きすぎない点もポイントになります。

ベージュは日本人の肌色によく馴染む色合いで、またブラウンとベージュも色の系統が似ているため、組み合わせるとファッションに統一感が出ます。この時、リュックを写真のように濃いカラーにすると落ち着いた印象になり、キャメルのような明るい色になるとよりおしゃれでスタイリッシュに見せることができます。

勤務している会社や仕事で訪問する場所の雰囲気に合わせてリュックやスーツの色合いを調整するようにしましょう。

スーツとリュックのコーディネート例3

ダレスバッグ 型押し Mサイズ 漆塗り木手SET Y3MLC【CROCO】

ダレスバッグ 型押し Mサイズ 漆塗り木手SET Y3MLC【CROCO】

こちらは、合成皮革を使用したクロコダイル柄のビジネスリュックです。スーツは黒やネイビーなど明度の低い色を選ぶことが多いため、黒いバッグを合わせると重たい印象になってしまう場合があります。

その点ワインレッドのような、多少赤みのあるリュックであれば、重たさを軽減しながらも女性らしいおしゃれな雰囲気を演出することができます。
クロコダイル柄が良いけれど黒だと少し重すぎるかも…と感じている方には、こちらのような女性らしい色合いのクロコダイル柄のリュックがおすすめです。色合いとデザインで、周りと差をつけることもできます。

スーツとリュックのコーディネート例4

ダレスバッグ【LIGHT】Mサイズ Y3M

ダレスバッグ【LIGHT】Mサイズ Y3M

クラシックなデザインが上品な印象を与えるリュックです。女性ならではのやわらかさを感じるきれいなフォルムなので、後ろ姿もきちんと決まります。
軽量でソフトな合成皮革を使っているので、雨でも気軽に使うことができる上に、お手入れも不要なのでガンガン使えるのもうれしいところです。

また、フレームが大きく開くので、パソコンや書類もスムーズに取り出せるのもポイントです。手提げ、リュック、肩掛けと3way仕様なので、シーンに合わせて持ち方を変えられる点もビジネスシーンに向いています。

スーツとリュックのコーディネート例5

ミニダレスバッグ XSサイズ Y59【LIGHT】

ミニダレスバッグ XSサイズ Y59【LIGHT】

コンパクトに荷物を納めることができる、落ち着いたネイビーカラーのリュックです。このコーディネートでは、明るい色のスーツと組み合わせることで垢抜けた雰囲気を演出しています。

ネイビーは黒やグレーのスーツと合わせれば落ち着いた印象に見せることができる、非常に汎用性の高いカラーです。黒以外のビジネスバッグが欲しいと思った時に選べばまず間違いがないと言えるでしょう。

また、ビジネスリュックの中にはこのようにサイズが小さいものがあります。こちらのダレスバッグはB5サイズのタブレットや財布、ペットボトルといった持ち歩きたいアイテムがしっかり収納できる作りになっており、コンパクトに荷物をまとめたい方におすすめのアイテムになっています。

スーツとリュックのコーディネート例6

ダレスバッグ 型押し 10個限定 Mサイズ Y7CL【CROCO】

ダレスバッグ 型押し 10個限定 Mサイズ Y7CL【CROCO】

ブラックの横型ビジネスリュックとグレースーツのコーディネートです。ビジネスで使うリュックは縦型のものがほとんどですが、荷物の出し入れを考えるとできるだけマチが広いものが良いでしょう。

スムーズに荷物を取り出したい方は、写真のような横に広いタイプのものを選ぶのがおすすめです。手持ち、リュック、肩掛けと3way仕様のものであれば、手持ちにした場合に「リュック感」が出ないのもこのタイプの特徴です。
横広型の場合、縦型のものよりカジュアル感に見えてしまうことがありますが、色や柄、そしてスーツとの組み合わせによってこのようにフォーマルに見せることが可能です。

まとめ

ビジネスに使うバッグは、日々多様化しています。情報化が進み、タブレットやノートパソコンを持ち歩くことの増えた現代では、利便性からいってもリュックは一考の価値があると言えるでしょう。

ビジネスシーンでリュックを使うときは、マナーに気を配ることが何よりも大切です。
サイズや素材、色味といった点を意識しながら、ぜひお気に入りのリュックを見つけてみてください。

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